キバラヘリカメムシ

キバラヘリカメムシは背中から見ると濃い茶褐色で目立たないが、横から見ると腹の黄色がよく目立つ。
キバラヘリカメムシキバラヘリカメムシはマユミ(檀)の木によくいる。近所の数か所に生えているので、春から晩秋まで様子を見に行くのだけど、今年は初夏のころまでは姿を見ていたものの、真夏の間はなかなか見つからなかった。9月半ばを過ぎて訪れてみると、幼虫から成虫までそろっていた。
腹部は名前の通りに鮮やかな黄色、脚の付け根が赤くてその先は白く、スネの部分は茶褐色である。

キバラヘリカメムシマユミの実に口吻を突き刺してチューチューしている。

キバラヘリカメムシ 幼虫こちらは終齢の幼虫だろう。翅がないので黄色い腹がよく見える。脚の付け根が黒くて白い部分が短い。

キバラヘリカメムシ 幼虫こちらは7月の初旬ころの兄弟。マユミの実もまだみずみずしい。実の大きさはさほど違わないと思うので、2枚目の写真と比べると、成虫との大きさの違いが分かる。