夏のあいだ、樹液に集まるムシを見に行くと必ずいるのがスズメバチだった。6月、7月の頃は近寄ってもあまり反応しなかったものの、9月に入ると捕食対象が減っているせいなのか、すぐにブンブン飛び始めて近寄りがたい。
樹液をなめる(たぶん)オオスズメバチ。オオスズメバチとコガタスズメバチはよく似ている。見分けるための特徴点もあるのだが、この写真では分からない。
こちらはモンスズメバチ。モンスズメバチは腹の模様や色が特徴的なので、比較的分かりやすい。1枚目のオオスズメバチと同じ場所にいたが、オオスズメバチがいるときには遠慮しているようだった。
ちょっと遠くて分かりにくいが、チャイロスズメバチ。色が特徴的で、他のスズメバチに比べるとすこし小さ目だった。
この蜂は見かける機会が少なくて、この夏は一度しか遭遇しなかった。他のスズメバチが作った巣を乗っ取る習性をもっているそうです。
以前にも載せたものだが、会議中のオオスズメバチ。新入りの働き蜂に先輩がいろいろと教えているのか、食事というか栄養を分け合っているようにも見える。
9月も半ばに入ってから、地面で抱き合いながら噛み合うスズメバチを見た。たぶんオオスズメバチだろう。
この近くの樹液食堂(クヌギ)では、10頭前後のオオスズメバチがブンブンしていて、近づいてクワガタやコガネムシを探す気にはとてもなれなかった。命あってのナントカである。
死んでいるのかと思ったら、たまに動いて噛み合っていたので動画も撮ってみた。残念ながら手ブレが目立っている。
栄養の交換をしているようにも見えないので、たぶんケンカしているのだろう。とはいえ、毒針攻撃しているふうでもない。謎の行動。