キマダラカメムシがやたらと目につく。
ソメイヨシノの幹で。
キマダラカメムシはもともとは南方系のカメムシだったらしいのだが、この数年は1年中生体を目にするようになった。東京都内ならば十分に越冬できててしまう、ということ。夏になるとますます盛んになるのか、幼虫から成虫まで、あちらこちらを闊歩している。
ちょっと近くから。
このカメムシは成虫で越冬して春の終わりか初夏に産卵~孵化するのだろう。7月には幼体を見ることが多かったが、この頃は背中のマダラ模様の黄色が輝いているような成虫をよく見る。このまま来春まで全量が生き延びてしまうのだろうか。来年の花見はキマダラとヨコヅナサシガメに要注意である。
こちらは8月の初めに見た幼体。幼体といっても十分に大きい。
キマダラカメムシをよく見るようになった反面、同じくらいの大きさのクサギカメムシをあまり見なくなった。近所のクサギの葉の上なんかによくいたのだけど、今年は寂しい限り。気温の影響なのかな。