日中も暑いが夜も暑い。それでも空蝉をよく見るようになったので、夜の10時頃に近所の公園にブラッと行ってみた。懐中電灯で照らしてみると、あちらこちらでアブラゼミが羽化しているところだった。
夜なので、MZD60mmを着けたE-M5IIにFL-600Rを載せていった。こういうときはAFイルミネータがないとピント合いません。
草によじ登って羽化しはじめたところ。オデコで殻を突き破ってでてきていた。
もうすぐ抜け終わる。身体を前後にゆするようにして抜け出そうとしていた。意外とすぐに抜けてしまう。
横からみたところ。羽化したばかりのアブラゼミは、脱皮したばかりのエビのように青白い。この状態で落っこちてしまうと、飛べるようにはならないのだろう。
抜け出しきって翅を乾かしながら延ばしている。翔の青白さが目立つので、小さな懐中電灯で照らすとすぐに見つかる。
こちらも翅を乾かしている最中だろう。すっかりアブラゼミらしくなったが、まだ翔脈が緑色をしているし、背や腹の色も薄い。
アブラゼミの終齢幼虫が地面にでてきたところを捕まえて持ち帰り、玄関先でタイムラプス動画を作ろうとしたこともあるのだけど、LEDランタンを点けてなんとか撮影できる程度の明るさを作っておくと、羽化を開始せずにどんどん木を上って行ってしまう。撮影は諦めて翌朝見てみると、ちゃんと空蝉だけが残っておりホッとしたことがある。