ようやく休みになったので、MZD40-150PROに1.4倍テレコンバーターの、MC-14を着けてE-M1で撮影してみた。
MZD40-150PROに、ほぼ専用テレコンのMC-14を着けると焦点距離が1.4倍されて56-210mm/F4.0という望遠ズームになる。
もともとは、蝶にあまり近づかずに大きく撮りたいという狙いで購入したレンズである。しかしながら、この時季に蝶を探すのは大変。庭にメジロを寄せて試してみた。
210mm端、f/4, 1/400, ISO800。距離は5mほど。
当初はミカンから4~5mほど離れた位置から手持ちで撮ろうとしていた。しかしながら、近くに人間がいるのでメジロ君もなかなか来てくれないし、待ってるうちに寒くなってきたので、スマホアプリのOLYMPUS Image Share(O.I.Share) というのを使うことにした。
ミカンから1.5mくらいの場所に三脚を置き、ズームをテレ端の210mmにセット。構図を決めてE-M1のWIFIをオンにする。スマホ側のアプリを起動してカメラにWIFI接続しライブビューリモコンを選択すると、こんな画面になる。
画面をタッチすることで、フォーカス位置を決めることができるが、タッチ&フォーカスのレスポンスはまーまーといったところ。たまにフォーカスできなくなって、やがて「接続が切れました」とか言われる。リモコンを選択し直すと復活するのだが。この現象はレンズに依存するものではなくて、前からそう。
上の画面でフォーカス枠内を拡大表示し、マニュアルフォーカス的な微調整ができるといいとも思うのだが、鳥や動物が相手では間に合わないかもしれない。
部屋で温い思いをしながら待っていると、メジロ君がやってきた。スマホの画面で目玉にフォーカスを合わせたつもりだったが相手も動いてしまうので、必ずしも思い通りにはいかない。写真はトリミングしていないので、1mくらいの距離からなら、蝶も大きく撮れるのは間違いないだろう。
MZD.40-150PROの仕様が書いてあるページ(http://olympus-imaging.jp/product/dslr/mlens/40-150_28pro/spec/index.html)にはテレコンを装着しないときの被写界深度表が掲載されている。
焦点距離150mm、絞りが4.0、撮影距離が1.5mのときの合焦範囲は、概ね1.495 ~ 1.505(m)とのことなので深さ10mmということ。1.4倍のテレコンを着けると、更に浅くなり7~8mmといったところかな。それなりに絞って使った方が、よさそうな感じ。