コミスジとホシミスジは5月初めから見かける定番の蝶で、ちょっとした公園や森林、周辺の住宅地でもよく見かける。
今年最初にコミスジを見たのは大型連休中だったが、いつも4月の終わりころからよく目にするようになる。コミスジという名前のとおりに、ちょっと小さ目のミスジチョウの仲間である。翅を水平に広げてスイーッと滑空していく姿が印象的。
翅を拡げてとまっていることが多いのだけど、目線より高い木の葉の上でそれをされると、なかなか写真にしづらい。こういう風に翅を立ててくれるとよいけれど、ミスジチョウの特徴として翅の裏表に違いが少ないので、面積が少ない分だけ物足りなさも感じてしまう。
ホシミスジはコミスジよりちょっと大きく、登場したのも1週間ほど遅かった。ホシミスジという名前の由来は、翅の付け根の裏側に黒い点があることのようだが、見た目はホシというよりゴマではないかといつも思う。でも、ゴマミスジではサマにならないかも。
ホシミスジもこうやって翅を開いていることが多いので、翅の模様を観察しやすい。蝶の写真は OM-D E-M5IIにMZD14-150II で撮影。
ホシミスジの幼虫は公園や住宅でよく見るユキヤナギで育つということなので、成虫もよく目にするのだろう。ユキヤナギの花が咲くのは、だいたいソメイヨシノより2週間早い時季なので、成虫が花にとまる姿を見ることはないが、産卵シーンはちょくちょく目にする。
最後は季節はずれですがユキヤナギの花。