シロトゲエダシャク

公園をブラブラしていたら、コナラの木によく目立つ蛾がいたので接近して撮影した。シロトゲエダシャクだろう。
シロトゲエダシャク昼間は刺激しないと静かに待っていてくれる蛾も多いので、レンズを交換したりしながら撮影できた。カメラはE-M5IIで、この写真はMZD12-40PROの12mm端で写した。E-M5IIの付属フラッシュはとても小さいのだけど、左右に首を振らせることもできるので、蛾の方向に発光させた。

シロトゲエダシャクこちらは同じ個体をMZD60mm F2.8で写したものだが、フラッシュをまともに浴びせて鱗粉が光って白くなってしまったので現像時に暗めにしたら、ずいぶん暗くなってしまった。
やはり付属フラッシュをRCコマンダーにして、左手で別のフラッシュを持って撮影した方が、照射する角度もいろいろ試せていいんでしょうね。週末にでもやってみたいが、オリンパスのFL-600Rというフラッシュは防滴じゃないので、ついつい付属フラッシュに頼ってしまう。

シロトゲエダシャクこちらは別の場所で見つけたメスのフユシャクで、おそらくシロトゲエダシャクだろうと推定したもの。ヤニサシガメが越冬中のヒノキの木の、地上2mくらいのところに2昼夜ほどとまっているのを見た。

シロトゲエダシャク同じ個体を夜間に撮影したもので、尾から何やら針状の器官を出しているが、これはフェロモン嚢と呼ばれる器官で、周囲にフェロモンを発散してオスを誘因するためものだという。勝手にフェロモン針と命名した。

ヒロバフユエダシャクこれは、おまけというより失敗写真になのだけど、1枚目のような写真を撮ろうとして、1月に雪がちょっと積もった日の朝に蛾を探索した。おあつらえ向きの場所でヒロバフユエダシャクを発見したのだけど、E-M1にMZD12-40PROを着けて広角側を使おうとすると、E-M1の付属フラッシュではドカッとレンズの陰が写ってしまうのでした。
シャッターを押すと次の瞬間にEVF内にこの画像が現れるので、瞬間的にがっかりした。防塵防滴の広角レンズと防塵防滴のフラッシュの組合せはこれしかなかったから、その瞬間に広角側はあきらめて、いつもと同様に近接撮影だけにした。

オリンパスは8mm Fisheyeレンズを防塵防滴を謳うPROシリーズとして発売するらしいが、よりコンパクトに収まりそうな9mm F2.8 PROが欲しいのですけど。魚眼ではなくて。