テレビアンテナにツミ

先日、朝9時頃に出かけようとして屋根を見上げると、自宅のテレビアンテナにツミがとまっていた。こういうのが来ていると、ふだん賑やかな小鳥(シジュウカラやメジロ)は木陰で声をひそめているようだった。

ツミ
ツミ,2017年1月中旬,東京都

これはラッキーと思って、クルマに積んでいたバッグからE-M1 mkIIとMZD75-300IIを取り出して取り急ぎ300mm端で撮影。なぜか、ということもないが、すべてピントが甘いのが残念。

ツミ
ツミ,2017年1月中旬,東京都

二階の屋根の高さが7mでアンテナのポールが3mとすれば、ツミがいる地上高は10mほど。立ち位置がアンテナ直下から7mほどでカメラ位置が地上1.5mとすると、カメラからツミまでの距離は、三平方の定理から √((10-1.5)^2 + 7^2) ≒ 11m となる。
OM-Dに着けた焦点距離が300mmのレンズの画角は4.1°なので、11m先の直径約0.8mの円をレンズは捉えていることになり、センサー矩形の縦横比は3:4なので、0.48×0.64mの矩形が切り取られて写真になっていることになる。ここまでの前提が正しいとして、上の写真のツミは縦方向の55%ほどだから、正対しているとして体長26cmくらい、実際は下から見上げている分もうちょっと大きいかな、といったところだろうか。

MZD75-300IIというレンズを使い始めてそろそろ4年になると思うのだけど、感覚的には野鳥を写すならば10m以内、できれば5,6mくらいで天気の良い日に使いたいと思っている。なかなかそんな条件には巡り会いませんが。

ツミ
ツミ,2017年1月中旬,東京都
ツミ
ツミ,2017年1月中旬,東京都

C-AFやS-AF + MFで連写したりしていたら、気に障ったのか飛び去って行った。いちおう、ファインダーで追ってはみた。

E-M1 mkIIになってC-AFでの合焦が本当に早くなり、ついついC-AFでの連写を多用してしまうのだけど、こんな具合に手前に障害物があると、何を写しているのか分からなくなる。連写用のカスタムセットでは、とまってる鳥用にFnレバーをAF切り換えに割り当てていて、S-AF + MFに切り換えMFアシストを使ってピント合わせができるようにしている。しかしながら、シャッターの駆動方式までは変えられないから、連写ばかりしてしまう。
ちょくちょく他の野鳥も写してみてはいるが、とまっているものは電子シャッターを使った方が成績がいい印象。これは自分が手ブレ野郎だからだとは思うのだけど。いろいろな場面を想定すると、なかなかカスタム設定の内容が決まらない。