ミドリヒゲナガの♀

先日の♂に引き続いて、ミドリヒゲナガ (Adela reaumurella) の♀にも遭遇したので撮影してみた。OM-D E-M10にMZD60mm F2.8を着けて、内蔵フラッシュを使ったお気楽撮影。
ミドリヒゲナガ ♀ヒゲナガ蛾全般に、オスに比べてメスのヒゲ(触角)の方が短い。その代わり、メスのヒゲの方が太いように見えた。
ヒゲナガガのオスのヒゲが長いのは、メスが放散するフェロモンをキャッチしやすくするためと思われる。ここで待っていればそのうちオスもやってきたのかもしれないが、通勤中だったので、数分しか粘れなかった。

ミドリヒゲナガ ♀少々、都合のよいポジションに葉っぱを動かして撮影。オスの頭部は真っ黒な毛に覆われていたが、メスの場合は黄色~オレンジ色の毛が生えていて、さほど密度も濃くなかった。

ミドリヒゲナガ ♀斜め後ろから接近。天気が良ければ、フラッシュを使わずに自然光で撮影したいところ。また、別のヒゲナガ蛾も見に行きたいところなのだけど、週末もぐずつき気味のようですね。

先日のオスのときはE-M5IIの付属フラッシュ(GN9.1)を使っていて、今回のはE-M10の内蔵フラッシュ(GN5.8、いずれもISO100時)を使っている。いずれも貧弱な光量ではあるものの、10mmほどの被写体に対して20cm余りの距離で使う分に、発光量的には問題ないだろう。
問題があるとすれば、内蔵フラッシュの発光面の方がよりレンズに近いので、被写体による反射の影響を受けやすいことだろうか。もっと背が高くてコンパクト(単四2本程度で駆動)で防塵防滴のフラッシュがあるといいんだけど。