すでに2017年に入っているのだけど、2016年の冬シーズンということで、2016とした。イチモジフユナミシャクの♀の写真など。
年末の夜(午後7時頃)に近所にいた♀。「フェロモン針」と勝手に呼んでいるが、黄色い産卵管を露出させてフェロモンを放出して♂を誘っているところ。寒い中でしばらく待ってみたが、♂は現れず。
翌朝見に行ったらダラッとしていたので、フォーカスブラケットで撮影し深度合成したもの。体長8mm弱。絞りf/4、1/50秒 (ISO200)で10枚連写。1秒程度とはいえ、倍率0.5倍を超えているので、寒い中でジッとしているのはなかなかシンドイです。
こちらは黒いが鱗片の色から判断したのだけれど、あやしい気もする。木杭にとまって日向ぼっこしていたが、明暗差がありすぎるのでちょっとつついて陰に移動してもらってフラッシュを使用。意外なほど早く歩いていた。
夕方散歩していたら、近所の桜の幹にウメノキゴケの断片のような♀が3頭とまっているのを発見したので、ふろに入る時間を遅らせて19:00と20:30に訪れてみたのだけど、残念ながら♂は現れず。他の蛾も含めて、まったく何も飛んでいなかった。
強力LEDペンライトで照らして場所のあたりをつけ、カメラのAFイルミネーターで一瞬照らしてカメラのAF頼りに撮影するのだけど、LEDライトを当てると、それを避けるようにどんどん逃げてしまった。これではマクロレンズ用の強力LEDライトは使えないんじゃないかなぁと思ったが、なかには気にしないヤツもいるかもしれないので、完成を急ぎたい。
♂もちょくちょく見かけるのだけど、いったい何時頃に交尾してくれるものやら。
いずれもE-M1 mkIIとMZD60mmマクロを使っているが、このカメラからはISO感度を上げ始めるときの最低シャッター速度を設定できるようになった。最後の♂の写真は、絞り優先AE(Aモード)で絞りf/8、1/30秒(ISO250)だが、倍率0.5倍以上でも安定して撮れる1/30秒を下限とし、ISOオートの上限もISO800とした。
今までのOM-Dで電子シャッターを使うときにISO感度が上がり始める下限SSは、E-M1が1/15秒でE-M5IIが1/20秒だったように思う。いずれも頑張れるシャッター速度ではあったものの、下限を1/30とすることで手ブレによる失敗率は下がった気がする。同じような設定機能を、せめてE-M5IIに追加してもらえませんかね。