ウラギンシジミは雌雄ともに翅の裏側が白、表側が濃い茶色。オスの場合表側にオレンジ色の部分があり、メスでは白い部分がある。いずれも飛んでいると、裏の白と表の濃い茶色が交互に点滅しているように見える。
メスの個体。不思議と10月になるとこの蝶をよく見るようになる。10月の個体はおそらく越冬して来春に繁殖するのだろう。春や夏にもタマに目にしているのだけど、10月後半から11月の晴れた日に遭遇することが多い。
1枚目と同じ個体。珍しく、レンズフィルタが触れるほど接近しても飛び去らなかった。
テングチョウほどではないが、下唇髭がとがっていて先が赤い。他の写真を見てみると、やはり先が赤いものがいくつかあったが、羽化して間もないのかもしれない。
こちらはオス。近所のキンモクセイの葉で日光浴しているところを見つけた。翅を開け、と念じて待っていると徐々に開き始めたのだけど、宅配便のトラックが通過したのをきっかけにして飛び去ってしまった。
こちらもオス。ツバキの葉にとまって高いところから見下ろしていた。よく見ると、やはり下唇髭の先が赤い。
ウラギンシジミを撮影しようとしていて困るのは、せっかく落ち着いた個体を見つけて接近しているのに、別の個体がやってきてケンカ?を始めること。2つの白と茶色の点滅が螺旋を描きながら高く上っていってしまい、やがて見失うのでした。