自宅のエノキの葉にムラサキツバメが来て、アブラムシの出した甘露をなめていた。偶然気がついてあわててカメラを取りに走ってしまった。
9月半ばころ、都道の街路樹として植樹されているマテバシイにムラサキツバメの幼虫がよくいるよ、という話は聞いていた。毎年春から夏にかけてはほとんど成虫を目にしないのだけど、秋になると何処からともなく現れるような気がする。きっと越冬~繁殖を繰り返しているのだろうけれど、こちらが気がつかないだけ。あるいは、夏場の西風に乗ってやってくるのかな。
羽化して間もないのか、欠損もなくきれいな個体だった。バラの葉に乗り移ったところ。
後翅を擦り合わせているところ。蝶に合わせてカメラを斜めにして撮影。背景の赤は、隣家のマツダ車である。
午後4時ちょっと前の西日を浴びて、斑紋がオレンジ色に見えた。見る角度や光の加減によって、ずいぶん色が違って見えるものである。
このエノキは庭に勝手に生えてきたもの。アブラムシの活動で葉の下にあった自動車のボンネットがベトベトに汚れたりもしたのだが、やはり切らずに残しておくことにしよう。