ちょっと前に載せたAIR A01で顔検出~自動撮影という機能は、一定の時間が経過するごとに顔検出~AF~撮影という一連の動作を行うものなのだけど、ベースになっているインターバル撮影機能だけを使って、AIR A01の電池のもちを調べたり、タイムラプス動画を作ったりしてみた。すっかり夏休みの自由研究モードになっている。
インターバル撮影
今回は、AIR A01にMZD 60mm F2.8を着けて、窓辺においた腕時計を撮影させることにした。
インターバル撮影を開始する際には、capture1のメニュー(最初はNONEと表示)からINT1を選択し、シャッターボタンをタップする。タップの時点で1枚撮影し、カメラ側の完了を検出した時点から10秒間経過するのを待つ(INT1の位置にカウントダウンを表示)。
画面左下には、下からバッテリインジケータ、撮影可能枚数、インターバル撮影枚数(青字)を表示する。動画開始時点では、前回のインターバル撮影枚数(4枚)が表示されたままになっているが、撮影開始とともに消去される。カメラが撮影動作中は、撮影可能枚数の位置にBUSYと表示する。
カメラへの撮影指示から撮影完了までのBUSY状態が3秒間ほどかかるため、実際の撮影は13秒ちょっと毎に1枚ということになる。カウントダウン中にシャッターボタンをタップすれば、それ以降の撮影を中止できるようにしている。
バッテリの減り方を見るといっても、最初にAFさせた以降は撮影を繰り返すのみなので、電力の使用量は小さいと考えられる。記録はRAW+JPEGで、JPEGは最大サイズ(4608 x 3456)、圧縮率は最低(Super Fine)にしている。
バッテリ状態の変化
何枚撮影したらバッテリインジケータが変化していくのかを見たかったので、途中からスマホ画面をE-M5IIでもってインターバル撮影し、タイムラプス動画を作成させてみた。こちらは15秒に1枚の頻度で撮影させている。
画面左下のバッテリインジケータは、3段階に変化する。
- FULL(4/4表示)
完全充電~余裕のある状態 - LOW(3/4表示)
余裕はありません、という状態。13:06、 315枚から。 - WARNING(2/4表示)
いつ終わってもおかしくない状態。13:34、 439枚から。最後のフレームまでこの状態だったが、13:50に 510枚目でカメラとの通信が不能になって終了。 - EMPTY
撮影できません、通信できませんという状態。したがってアプリ側では手も足もでない。
WARNINGとEMPTYの間に、もう一段くらい欲しいところである。
動画を見ると、アプリ側にバッテリ残量に対する配慮がないため、最後はばったり倒れて終わっている。バッテリが空になるまで1時間もかからないだろうと思っていたので、14時近くまでかかったのは逆の意味で誤算だった。
上記のような結果から見ると、アプリを作る面ではWARNINGを検出した時点で「バッテリがありません」と表示して撮影を禁止するくらいがよさそうである。
面白いのは、撮影可能枚数と撮影済枚数の和がだんだんと増えていくことである。JPEGにしろORF(raw)にしろ写してみないとファイルサイズは分からないわけなので、最初はけっこう遠慮した数字が得られるようである。
AIR A01の撮影結果
インターバル撮影の開始から、電池がなくなってばったり倒れるまでに、約115分間で510枚撮影できた。予想していたのの倍程度撮影できたので驚き。
腕時計の写真を載せてもしょうがないので、510枚のJPEGファイルからタイムラプス動画を作成させた。Windows7のおまけである、Windows ムービーメーカーにすべてのファイルをドロップし、1枚あたりの静止画表示時間を0.1秒とした。そして、1280×720, 10fpsのmp4ファイルとして書き出させたもの。
腕に巻いていた使い古しのTIMEXを被写体にしたが、もうちょっとカッコいい時計と傾いていく陽射しなんかを使うと、それらしくなるかもしれない。
AIR A01はOLYMPUS Viewer3で操作可能なORF(raw)ファイルを作成してくれるので、アートフィルターをかけたり、色味や明るさを変えたりしたJPEGシーケンスを用意してから動画に変換すると、結構印象的なものができそうな気もする。何もかもスマホでってこともないと思うので。