初夏のツマグロヒョウモン

ツマグロヒョウモン (褄黒豹紋, Argyreus hyperbius) はタテハチョウの仲間で、東京では4月の終わり頃から11月までコンスタントに成虫の姿を見ることができる。特に9月半ばから10月頃には、秋の花に大量に集まっていたりする。
ツマグロヒョウモン ♀エゾミソハギの花で吸蜜する♀。なぜか春から初夏にかけては♂ばかりでなかなか♀にお目にかからない。この蝶は年に何度も羽化するようなので、当然♀も出てきているはずなのだけど。

ツマグロヒョウモン ♂こちらは♂。春から初夏にかけては黄色が濃い蝶という印象なのだけど、秋になると翅の表側や裏側の赤みが増してきて、より紋様が映える。

ツマグロヒョウモン羽化したばかりで翅を伸ばしているところ。翅の表側の模様が豹柄なので、豹紋蝶ということだが、裏側もけっこうおもしろい模様。