アカシジミ

アカシジミ (赤小灰蝶, Japonica lutea) もウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミと同様に、かつてゼフィルス属と呼ばれた蝶の仲間。やはり樹上で生活する蝶なのだけど、川に近い湿地にいたところを撮影できた。

アカシジミ
アカシジミ,2015/5/23, 東京都

朝露を飲みに来ていたのかヨシやススキの葉の上にとまっていた。翅の後ろがちょっと飛び出している(尾状突起)。そして、その付け根のあたりに黒く斑紋があるが、このデザインはウラナミアカシジミやミズイロオナガシジミと同じ。どうやら触角と目玉に見せた擬態のようなもので、捕食しにくる蜘蛛や虫に、翅の後ろを頭と思わせようということらしい。翅を少々破られても問題なし、ということなのだろう。アカシジミけっこうチョロチョロ歩いてはいたが、見えるところで翅を開いてくれなかった。
E-M1にMZD40-150PRO + MC-14を着けて撮影。この組み合わせに慣れたせいか重いと感じることはなくなってきた。また、レンズ付属の三脚座を左手の手のひらに載せ、レンズを握らないようにした方がブレも起きにくいように思う。
アカシジミゼフィルス属の蝶を見るために今年は車で箱根にでも行こうかな思っていたのだけれど、まだ山体の膨張が続いているとなると、なかなか踏み切れませんね。落ち着くまで待つと、おそらく時季を逸してしまうし。とりあえず近場で3種見れたからヨシとするかな、とか思うきょうこの頃です。