レンゲショウマの花

今年の夏はとても暑くて外に出る気がまったくしない。表題の「レンゲショウマ」とは関係ないのだけど、自宅で測定したこの2ヶ月間の気温の推移は以下のようなものだった。

気温の推移,2018年7月から8月

中央の曲線が平均気温、上が最高気温、下が最低気温になっている。東京が台風の影響下に入ったあたりはちょっと涼しかったものの、最高気温が35℃を超える日も多くてカメラを担いで外出するのが危険に思える日ばかりだった(数日、神奈川方面には出かけたりしたが)。

部屋にこもって以前の写真を整理したり見直したりすることはできたのだけど、外の暑さのせいなのかブログへ書き込む欲求が生じず、しょうしょう滞ってしまった。とりあえず、夏の花にしては涼しげなレンゲショウマの花を何枚か。

レンゲショウマ
レンゲショウマ,2017年7月上旬,東京都
レンゲショウマ
レンゲショウマ,2017年7月上旬,東京都
レンゲショウマ
レンゲショウマ,2017年7月上旬,東京都

これらの3枚は去年の夏の写真でOM-D E-M1mkIIにMZD40-150PRO + MC-14で撮影。焦点距離は、1枚目が125mmで2,3枚目は210mm。

「レンゲ」というのはハスの花のことで、確かにハスを裏返したようなカタチの花が咲く。ツボミは球状で、それ自体の重みで茎から垂れ下がるような感じ。キンポウゲ科の植物で外側で開いている白い部分は花弁ではなくガク(萼)になる。内側の花弁は先にいくほど紫が濃くなっていく。白地にほんのりと紫ががってくるところが、この花を涼しげと思わせる理由かと思う。

開花してから日数が経ったからと思うがガクが黄ばんでいたり傷んでいたりするのもあって、撮影するチャンスに恵まれても満足できないことが多い。

レンゲショウマ
レンゲショウマ,2016年8月上旬,東京都
レンゲショウマ
レンゲショウマ,2016年8月上旬,東京都

この2枚は一昨年のもので、E-M1無印に同じレンズを付けて撮影したもの。mkIIの方が画質の面ではキレイに撮れてる気がするがヒイキ目というやつかもしれない。

レンゲショウマを見ると下から花弁を見上げるようなアングルで撮影したいといつも思うのだけど、根元まで踏み込んでいくわけにもいかず、通路から210mmとか300mmとかを多用していて一輪の花のアップみたいなのが多くなってしまう。植物園の花壇の中に踏み込んで黒い弁当箱みたいなカメラで撮影している年寄りをしばしば見かけるが、三脚で殴られでもすると痛いので、舌打ちして通り過ぎるようにしている。

レンゲショウマ
レンゲショウマ,2015年7月下旬,神奈川県

こちらは3年前にE-M5 mkIIにMZD12-40mmを着けて撮ったもので、通路際に咲いてた花を下から撮影できたもの。こうやって見直してみると、せっかく近くから撮れたのになんで花弁部分のアップとか残ってないんだろう、とか思ってしまう。