概要
hoboNicola NK60 キーボードは、一般的なコンパクトキーボードに 左右の親指キー と 同時打鍵処理機能 を追加することで、おおむねNICOLA 配列によるかな入力を可能にしたキーボードです。
NICOLA モードをオンにすると、親指キーとの同時打鍵によって高速なかな入力が行えます。オフのときは通常の英数字入力として動作します。
レイアウト構成
JISレイアウト版
NICOLA 配列のかな刻印が施された市販キーキャップは存在しないため、今のところ JIS カナ刻印のキーキャップで代用 しています。
英数字・記号の配置は JIS 配列に準拠しているため、英数字入力に関しては刻印どおりに入力できます。

USレイアウト版
US レイアウト版を利用する場合は、以下の設定が必要です。
- ホスト PC の物理キーボード設定:英語(101/104 または ANSI)
- キーボード自体の設定:US レイアウト
ただし、PC 側が日本語キーボード設定のままでも、キーボード自体を日本語レイアウトに設定すれば、Fn キー併用で英数字・記号の入力は可能です。
その場合、キーキャップの刻印と実際の入力が一部異なる点に注意してください。

NICOLA 配列と NICOLA モード
おおむねNICOLA配列
NICOLA モードをオンにすると、キーボードは NICOLA 配列に基づいたかな入力モードになります。左右の親指キーとの同時打鍵により、濁音・半濁音などの入力が可能です。NICOLAモードがオンのとき、キーボード底部の青色LEDがゆっくりと明滅を繰り返します。
NICOLA モードがオフのときは、一般的なキーボードと同様に英数字入力として動作します。

(白地のキーや図にないキーはNICOLAモードと無関係)。
キーボード仕様
レイアウト
NICOLA 配列を実現するために必要なキーを、できるだけコンパクトな範囲に過不足なく配置しています。
JIS 版・US 版ともに、Fn キーとの組み合わせで ファンクションキーやいくつかの特殊キーを入力できます。
JISレイアウト

- 赤字は、Fnキーを押しながら入力したときのキー。
- QWERTYUIO の各キーは、Fnキーオンで、F13~F21キーとして機能する。
USレイアウト

- 赤字は、Fnキーを押しながら入力したときのキー。
- QWERTYUIO の各キーは、Fnキーオンで、F13~F21キーとして機能する。
なお、PC 側が日本語キーボード設定のときにUSレイアウトのキーボードを接続すると、以下のような配列となります (キーボード自体は日本語レイアウトに設定)。

USレイアウトではキー数が不足するため、右側のShiftが _ (アンダースコア)、Enterの上のキーのFnキーオン側が、\ | となります。
注意事項
Windowsのホスト PC の物理キーボード設定が英語キーボード(101/104 または ANSI)の場合や、MavOSに接続する場合、日本語Windowsキーボード用の無変換キーや変換キーは完全に無視されます。hoboNicolaキーボードでは、無変換キーや変換キーの代わりに F14, F15を用いることができます。そのため設定によっては、FnキーオンのときにF14やF15を入力できないことがあります。
ImeOn, ImeOff
図中の ImeOn は HID の LANG0、ImeOff は LANG1 を出力します。
- MacOS 日本語キーボード
- LANG0 → 「かな」
- LANG1 → 「英数」
- Windows / Linux(mozc)
- LANG0 / LANG1 により多くの IME のオン・オフが可能
NICOLAモードのIMEの連携
NICOLA 配列で快適に入力するためには、IME の文字種切り替えと NICOLA モードのオン・オフを連動させることが重要です。
動作方針
- 「ひらがな」キー
- NICOLA モードをオンにする
- IME をひらがな入力にする
- 「ImeOff」または「英数」キー
- NICOLA モードをオフにする
- 英字入力に切り替える
IME が かな入力で NICOLA モードがオンのときに「ひらがな」キーを何度押しても、状態は変わらず安全です。
推奨 IME 設定
IME のオン・オフをトグルではなく 一方向で確定する設定 にすることで、誤入力を防ぎ、NICOLA 配列との連携が安定します。
IME編集操作(キー設定)のカスタマイズ例
| キー | 入力変換済み文字なし | 入力文字のみ | 変換済み | 備考 |
| 英数 | IME-オフ | 英数キー | 英数キー | トグル動作を避ける |
| 無変換 | ひらがなキー | ひらがな | かな変換 | ひらがな変換、かな文字種切り替え |
| ひらがな | ひらがなキー | ひらがなキー | ひらがなキー | 常にひらがな入力へ |
| SPACE | 空白 | 全変換 | 拡張候補 | 変換操作用 |
※ ひらがな変換しておくことで、次の文字入力で入力が確定するので Enterキーを押す回数が減る。
運用上のポイント
- 「ひらがな」キーで常に NICOLA 配列の日本語入力を開始できる
- 「ImeOff」または「英数」キーで確実に英字入力へ移行できる
- NICOLA モードと IME の状態を一致させることで誤入力を防止できる
IMEがかな入力でキーボードがNICOLAモードのオンのときに、「ひらがな」を押しても、おのおのの状態は変化せず無害です。英数入力のときに英数やImeOffを押したときも同様。
リンク
- ハードウェア製作記事 (https://okiraku-camera.tokyo/blog/?p=16074)
- ファームウェアのソースコードなど ( https://github.com/okiraku-camera/hoboNicolaLibrary )
以上)