パノラマビューワー(pannellum)の続き

引き続いてパノラマ写真のこと。

塑像を入れたパノラマ画像

神代植物公園のバラ園にはいろいろな塑像が立っている。

バラ園の塑像, 2018年8月下旬,東京都

夏のあいだもいろいろなバラが咲いていたようだけど、この暑さで足が遠のいていた。ちょっと曇った日に温室を見に行ったとき、パノラマ画像の素材も少し写しておいた。背景が青空じゃないのが残念ではあるが。

これらは、塑像の周囲をまわりながら撮影したものを合成したもの。さすがに塑像自体が回転しているようにはならないが、いろいろな角度から見た様子が連続した背景の中に並んでいるような、妙なパノラマ合成写真になった。こういうのは一枚物で見るより動きのあるパノラマビューワーを使った方がいいだろう。

Image Composite Editorにドシャっと画像をドロップすると、接合できそうな画像を探してうまいとこ合成してくれるのだけど、画像の関連性というか連続性が見つからないとあきらめてしまうようで、上の2つをつなげることはできなかった。360度画像にするには背景のつながりを意識してより細かい角度で撮影した方がよさそうである。

バラ園の塑像, 2018年8月下旬,東京都

パノラマ合成する前提で処理したものなので、階調を圧縮して彩度を高めてます。

温室内のパノラマ

熱帯温室のパノラマ表示。

冬場に温室に入るととたんにレンズだのファインダーだのが曇ってしまってしばらく回復不能なのだけど、夏場は窓も開けられているからその心配はない。ただ湿気は高めに保たれている。

popup panorama

Laowa7.5mmを縦構図で使って周囲を撮影し、なおかつ天井部分もグルっと写して追加してから合成した。誰もいなくてよかったです。

きょうのまとめ

やっているうちにいろいろと気づくことがあって、プラグインにもまだ手をいれている。

撮影時にはレンズの水平画角の1/3~1/2程度ずつ刻んでいくのがいい結果につながりそうで、ファインダーに方眼を表示したときの縦線を頼りにしながら向きを変えていくのが良さそう。水平を保つには横線を頼りにしているが、水平線や地平線が見えているわけではないので基準が難しい。

pannellumを使ったwordpressプラグインはいくつかあるようなので、ショートコード名が重複しないように変更する予定。あまり長くすると書くのが面倒になるし考え中です。

wp-pannellumプラグインを公開

内容的にはあまり進化していませんが、WordPressのプラグインとして公開しました。それに伴って、内容を若干変更しました。WordPressサイトをやっていて興味のある方は試してみてください。