マエアカスカシノメイガ (前赤透野螟蛾)

夕暮時の寂しい公園を歩いてみたが、フユシャクにはあまり遭遇せず。白いものが目についたので懐中電灯で照らしてみると、マエアカスカシノメイガだった。

マエアカスカシノメイガ
2015/1/17

この蛾は成虫で越冬するものもいる、ということなので1月の東京にもけっこう潜んでいるのだろう。幼虫はキンモクセイを食べて育つらしいので、住宅地の庭や街路樹から出てきて、人の目にもつきやすいのかも。

マエアカスカシノメイガ
2014/5/24

こちらは、2014年の5月に撮影したもの。
「マエアカスカシノメイガ」という名前に初めて行きついたときは、「前縁が赤くて透かしの入ったメイガ」なんだろうと思ったのだけど、漢字で書くと「前赤透野螟蛾」なので、翅の前縁が赤くて翅が透けている野螟蛾ということらしい。ノメイガには農産物の害虫が多いようで、人間との関わりも深いようだ。
蛾の名前を調べるときには、みんでで作る日本産蛾図鑑というサイトを参考にさせていただいているが、このサイトによると、ツトガ科ノメイガ亜科に分類されている。他のサイトでは、メイガ科としているところもあるようだ。