小さい甲虫いろいろ

春先から最近までに見た、ハムシでもカミキリムシでもテントウムシでもない小さな甲虫(コウチュウ)をいろいろと。

トラフコメツキ
トラフコメツキ, 2015/3/31, 東京都

トラフコメツキ ( 虎斑叩頭虫, Selatosomus onerosus ) 。体長8mm程度。3月の半ば過ぎからよく目にするようになったコメツキムシの仲間。目につく昆虫が少ない時季にはこればかり見たのだが、季節が進むと目にしなくなった。ソメイヨシノの花見に合わせた感じか。

ブログに投稿するときは、「タグ付け」によって「カテゴリ」の下位レベルの分類を表現しているのだけど、「甲虫」と書いてしまうとカブトムシに見える。また「コウチュウ」とするとテントウムシもハムシもクワガタもカミキリムシもコガネムシもすべて含んだ広い意味合いになってしまう。
「タグ」は検索の一助と考えているので深く考えないこととし、あまり馴染みのなさそうなムシに対しては「その他のコウチュウ」というタグを付けることにした。
タグの付け方は気分によってまた変わるかもしれない。

アオグロカミキリモドキアオグロカミキリモドキ。体長8mm程度。以前にも載せたものだが、タグ付けを整理するために再掲した。「カミキリモドキ」というタグに該当する昆虫を今後それほど見るとは思えないので。
たしかにカミキリムシとは触角の形状や相対的な長さが違うが、何が根本的な違いなのかな。

ヒゲナガハナノミ
ヒゲナガハナノミ,2015/5/6,東京都

ナガハナノミ科に分類される、ヒゲナガハナノミ (髭長花蚤, Paralichas pectinatus )。体長8~10mm程度。この写真を基に名前を調べるまで、ハナノミまたはナガハナノミと分類されるムシがいるとは知らず、コメツキムシの仲間だろうと思っていた。何が違うんでしょうか。ヒゲが立派。

マスダクロホシタマムシ
マスダクロホシタマムシ, 2015/5/19, 東京都

マスダクロホシタマムシ (桝田黒星玉虫, Ovalisia vivata Lewis)。体長7mmくらいだった。小さいけれど、タマムシらしく輝いていた。どうやらスギやヒノキの害虫の一つらしい。

セボシジョウカイ
セボシジョウカイ, 2015/5/23, 東京都

セボシジョウカイ (背星浄海 , Lycocerus vitellinus) はジョウカイボン科の昆虫。体長10mm程度。ジョウカイボンという昆虫、というよりその名前の由来が気になるのだが、まったく分からない。
カミキリムシとそれ以外の見分けは、触角の付け根あたりの形状、長さ、迫力でなんとなく分かる。ジョウカイボンはカミキリモドキに似ているようだが、体系的にはホタルに近いとか。なぞのコウチュウです。

ハムシダマシ
ハムシダマシ, 2015/5/24, 東京都

ハムシダマシ (偽羽虫/羽虫騙, Lagria rufipennis) 。体長8mm程度。どう見てもハムシだろうと思って調べても分からなかったので、小さいコウチュウという基準で調べて初めて分かった。よくいるハムシと違って背中(鞘翅)にツヤがなく細かい毛が生えている。
この昆虫はハムシではなくて、ゴミムシダマシ(塵虫騙, Tenebrionidae)科に属している。ゴミムシダマシはゴミムシと呼ばれるコウチュウと外見がよく似ているが中身はまるで違う虫の一つだそうで、とてもややこしい。

ユミアシゴミムシダマシ
ユミアシゴミムシダマシ, 2015/5/10, 東京都

ゴミムシダマシついでにユミアシゴミムシダマシ (弓脚塵虫騙) 。体長30mm程度。ちっとも小さくなくて迫力を感じる大きさだった。おそらく他に載せる機会もないので、ついでに掲載。オサムシ(治虫?)と似ているが、触角の長さがまるで違う。オサムシが肉食主体なのに対し、ゴミムシダマシは植物性の食事を摂るようだ。
よく見るコウチュウ類としては既出のものの他に、コガネムシやらコメツキムシやらゾウムシやらがいるわけだが、それらについてもそのうち。ただ、何せ種類が多いので。名前の特定が難しくなるほどに面倒になってくるのは否めない。